画集作ってみました。
苦労したのは、作品選び。いちおう、作品集としてまとまりが必要かなということで『遠い街』というテーマというか、コピーつくってそれを基に掲載する作品を選んでみたのですが、このテーマから外れている作品でも「いいんじゃないか」と思えるものもあったりして、結構悩みました。結局最後は「えいや!」で選んじゃいましたけど。あと、私の場合、横長の絵が多いので本のサイズも悩みました。でも横長の本ってなんか本棚に入れると邪魔っぽいというので結局、正方形にしました。あと、本棚に立てたとき背表紙の文字が読めるようになっててほしいので、結構分厚い紙を使ってます。編集作業自体は結構楽でした。
しかし今回自作の作品リストつくって確認してみたのですが約90作中、12作品もつぶしてるんでちょっとつぶしすぎの気がしました。というのも、「これは今の僕が表現したいことじゃない! なんかウソがある!」と思うからつぶすんですけど、あとで写真見たら結構、よく思えるものが結構ある。事実、今回の画集にもつぶしてしまった絵を何作か入れてます。もう今後は描き上げた絵はつぶさないようにしようと思いました。ちなみにブログのほうは9割近くの記事をつぶしてます。どうも何かにつけ、身軽になりたい症候群があるもので……。
あと未発表作品の他、自画像も小さいながら最後に入れました。最近読んだある本によると、画家というのは、あまり自画像描かない人でも、絵でやっていこうと決意した時には自画像を描く人が多いって書いてあり、ああ、自分もそれだなと思いました。8年前、ちょうど絵でやっていこうと思った時に描いたものです。今あらためて見ると、決意と同時に、これでやっていけるのかって不安と心細さも出てて、われながら真実描けてるんなじゃいなかと思いました。