ある幻想画家の手記

絵画、芸術について思いついたことを書き記してます。画廊はこちら『第三都市幻想画家 福本晋一 ウェブサイト』 http://www7b.biglobe.ne.jp/~fukusin/ 歴史・事件論の『たまきちの「真実とは私だ」』もやってます。https://gensougaka.hateblo.jp/ メールはshufuku@kvp.biglobe.ne.jpです。

2014-01-01から1年間の記事一覧

第10回西脇市サムホール大賞で賞をいただきました

このたび、第10回西脇市サムホール大賞で、準大賞をいただかせていただきました。 詳細は、下記の大賞展のホームページ(こちら)でごらんいただければ幸いです。 廃線 15.8×22.7㎝ 油彩 皆様にお礼を申し上げます。ありがとうございます。 しかしうれしいの…

白井晟一論~再統合を暗示するアクティヴな廃墟

白井晟一論1.再統合を暗示するアクティヴな廃墟 静岡にある白井晟一の最晩年の傑作「芹澤銈介美術館」~白井自身の命名に従えば「石水館」(下図)をして、ある方がブログで『国籍不明の要塞』という表現をしていた。白井の晩年の石の建築に対しまさに言い…

カルロ・スカルパ論~ブリオン家墓地における陰陽の表現

1、建築物設計を超える建築家 私が好きな建築家は、フランク・ロイド・ライト、白井晟一、そしてイタリアのカルロ・スカルパの3人であるが、この3人はみな建築史的には主流とは言えない。特にスカルパは、建築家と呼ぶことさえやや躊躇したくなるところが…

フランク・ロイド・ライト 有機的建築とは何か

私はフランク・ロイド・ライトの建築が好きだ。なぜかといえば「かっこいい」からだ。「かっこいい」――なんという子供じみた言葉であろうか。であるが実感なのだから仕方がない。しかしライトの建築は、軍艦、飛行機、あるいは未来的宇宙ステーションの想像…